『ドラゴンボール』の地球にある数々のスポットに焦点をあてて紹介する地球紀行シリーズ。今回は南洋に浮かぶ大陸、ヤジロベーとの遭遇地点とその周辺を紹介いたします。

ピッコロ大魔王の配下であるタンバリンによって、孫悟空が叩き落とされた場所です。天下一武道会で力を使いはたした悟空はタンバリンに一度は敗れますが、この地でヤジロベーの焼き魚を食べたことで力を取り戻します。また、悟空がはじめてピッコロ大魔王と対決したのもこの場所です。地理的には平原と熱帯雨林が隣接する特殊な土地で、あまり人が住んでいないようです。

主な関連人物

〇ヤジロベー
この地で釣った巨大な魚を焼いていましたが、腹ペコの悟空に食べられたうえ、ドラゴンボールを首から提げていたことでタンバリンの仲間だと勘違いされてしまいます。

〇シンバル
ピラフ一味のレーダーで、ヤジロベーが持っているドラゴンボールを捕捉してこの地にやってきます。ヤジロベーによってまっぷたつにされ、美味しく食べられてしまいました。

〇タンバリン
シンバルが死んだことを知ったピッコロ大魔王により、この地に向かうことを命じられます。満腹になった悟空の敵ではなく、かめはめ波によって消滅しました。

周辺にあるものや場所

○南の都（ヤジロベーとの遭遇地点の東）
大きな都市としては地球の最南端に位置します。作中ではナムが故郷の村から天下一武道会の会場へ向かう際の経由地として1回、そして後述する19号と20号が出現する島の位置をトランクスが説明するときに1回、名前のみが登場します。

〇19号20号の現れた島（ヤジロベーとの遭遇地点の南東）
人造人間19号、20号により、島民がほぼ全滅に追いこまれた島です。もとは南の都に近いこともあり、経済的に豊かな島でした。

〇19号との戦闘地点（ヤジロベーとの遭遇地点の北）
悟空は人造人間19号たちが現れた島への被害を考え、人気のないこの場所へ移動してきました。19号との闘いの最中、心臓病を発症してしまった悟空にかわり、ベジータが闘うことになります。

〇悟空が服を買った町（ヤジロベーとの遭遇地点の北東）
カメハウスから占いババの宮殿に向かう途中、ボロボロだった悟空の服を着替えさせるために訪れました。悟空は新しい道着を仕立ててもらっている間にウパを迎えに行きますが、聖地カリンはこの町から占いババの宮殿よりも遠くにあります。

いかがだったでしょうか。悟空がヤジロベーと出会った場所は、じつは中央大陸とは別の大陸です。ヤジロベーはピッコロ大魔王に敗れた悟空を聖地カリンまで連れて行くために、大洋を越えて大移動したことになります。ごちそう目当てだったとはいえ、助けてくれたヤジロベーの優しさが光りますね。

それでは、次回もお楽しみに！