2022.10.20
鳥山先生の短編・読み切り作品を紹介するコーナー「DBイズム~鳥山明作品紹介~」。第18回は『ドラゴンボール』の元となった作品『騎竜少年(ドラゴンボーイ)』です。
『騎竜少年(ドラゴンボーイ)』
『フレッシュジャンプ』1983年8月号
『ドラゴンボール』の前作、『ドクタースランプ』の連載中に手がけた読み切り作品。この作品について鳥山先生は「カンフー映画が大好きで、それを鳥嶋氏(当時の担当編集)にしゃべったために描くはめになった作品です(笑)」と語っている。タイトルからもわかるように、『ドラゴンボール』の原点になった作品のひとつです。
物語の舞台は仙の国。
主人公の唐童(たんとん)はご老師さまの元で厳しい修業を重ねていました。
強烈な蹴りで巨大な岩山を粉砕する唐童。
常識はずれの強さはまるで少年時代の悟空のよう!!
中国風の美しい背景も、初期の『ドラゴンボール』の背景とよく似ています。
(『ドラゴンボール』其之一より)
ある日、唐童は老師様からお姫様のお供を命じられます。
老師様が乗っているのは、もしや筋斗雲!?
強いのにちょっとヌケているところが、亀仙人によく似ています。
(『ドラゴンボール』其之十三より)
そして唐童がお供するお姫様は…かわいいけど、かなりワガママ!
まるでブルマのようです。
悟空とブルマの旅のように、お姫様に振り回されながら、ドキドキワクワクの冒険が繰り広げられます。
(『ドラゴンボール』其之七より)
「水がほしいーっ!!」というお姫様のために、唐童が古い井戸を発見!
すると中から水邪鬼という化物が現れます!
ピンチの唐童が取り出したのは、ご老師さまからもらった「竜宝(ろんぱお)」!
満身の気をあてることで竜を呼び出せるという、ドラゴンボールのような摩訶不思議な玉なのです!
(『ドラゴンボール』其之十九より)
意を決して竜宝に満身の気を送る唐童!
すると…めちゃくちゃ小さい竜が登場!
見た目はどことなく神龍に似ていますが…思いっきり戦力外。
果たして唐童は水邪鬼を倒して、無事にお姫様を送り届けることができるのか!?
気になる続きはコミックスをチェック!
※コミックスの画像はすべて日本語版のものです。
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