ヤムチャファンのみなさまに朗報です！　カッコいいヤムチャ様を立体化したフィギュアが、日本国内のゲームセンターに順次登場します!!　

株式会社BANDAI SPIRITS　三好さん
『ドラゴンボール』のプライズフィギュア企画担当。
以前は「一番くじ ドラゴンボール」シリーズを担当。「一番くじドラゴンボールセレクトマシーンズ」「一番くじ THANK YOU!ドラゴンボール30th!!」などを手掛けた。

――本アイテム「G×materia」はどのようなシリーズですか？

三好さん：ラメ入りのクリアパーツで技のエフェクトなどを表現するフィギュアシリーズです。これまでにない商品を作ろうとしたときに、造形面だけではなく異なる素材を使用して違う見せ方ができないかという発想で、こちらのブランドがスタートしました。

ドラゴンボールＺ G×materia THE FRIEZA（画像左）
ドラゴンボールZ G×materia THE GOTENKS（画像右）

――今回、本シリーズにヤムチャを起用した理由は何でしょうか？

三好さん：これまではサイヤ人やボスキャラをラインナップしていて、初期から活躍しているキャラクターたちに手を付けられていませんでしたが、今回のヤムチャをチャレンジとして、今後の拡大に紐づけていきたいと思っています。
狼牙風風拳は、『Z』以前の印象的な技の代表格ですし、昔からの『ドラゴンボール』ファンにとって、ヤムチャはずっと心の中にいるキャラクターではないかと…。子供の頃からファンである僕自身もそう思っているので、あえてヤムチャを選びました。

――三好さんは『ドラゴンボール』がお好きなんですね。

三好さん：めちゃくちゃ好きです。小学生の頃、ジャンプでナメック星の辺りから読み始めて、トランクスが登場したあたりの”世代”です。
読み始めたのはナメック星あたりですが、ヤムチャの姿で一番印象が強いのは、今回のサイヤ人襲来編あたりですね。みんなと闘っていて頼もしい地球人という感じがするので。

――本アイテムでは、一番カッコいいと思うヤムチャの姿を立体化されたということでしょうか。

三好さん：はい。実際、サイヤ人襲来編で狼牙風風拳を繰り出すシーンはありませんが、最高にカッコいい時のヤムチャと、一番カッコいい技をアレンジしました。

其之八(画像左)／其之三十七(画像右)
マンガ内で狼牙風風拳を使用するのは
荒野の盗賊時代と第21回天下一武道会の時

――造形面でこだわった点を教えて下さい。

三好さん：道着は造形で動きをつけるのが意外と難しいのですが、敵に向かっていく姿を帯のたなびきなどで表現しています。マントといったかりやすいパーツがないので、小さい部分でも表現できるように、原型師さんにこだわって頂きました。

三好さん：あとは、手にも注目していただきたいです。個人的に、技をかけているときの指がカッコいいと感じていまして、その完全再現を試みています。

三好さん：狼牙風風拳は、狼の数を増やす案が出るなど、紆余曲折がありました。ベストアングルからどう見えるかだけではなく、後ろから見ても成立するように、原型師さんとも相談してエフェクトを伸ばしました。

原型師VAROQさんからのコメント！

本アイテムも含め、「G×materia」シリーズは全て、原型師のVAROQさんが担当しています！　造形面のこだわりについて、VAROQさんにもコメントを頂きました！

VAROQさん：ヤムチャは他のキャラクターに比べて目の形状や髪型などが時代によって大きく変わるので、この時代にそった形状にこだわりました。垂れ目過ぎずカクッともし過ぎず、攻撃の場面なので丸いアイラインだけど少しキリっとさせたり。

VAROQさん：狼牙風風拳を立体化するにあたっては、エフェクトのサイズのコスト問題もありますので、その中でどうすればカッコ良く見せられるかを色々と考えました。頭部のみでしたので、とにかく狼だけは漫画的というよりは毛並みも口の中もリアルに作り込み、迫力を出せるよう試行錯誤しました。狼の口から出ていたヨダレも再現しています。よく見て見ないと気付かれないかと思いますが、地味にこだわりポイントです。

――三好さん、VAROQさん、ありがとうございました！　本シリーズは今後も様々なキャラクターを予定しているそうです。今回のヤムチャと並べて飾りたくなるキャラクターも登場するかも…!?　「ドラゴンボールZ G×materia THE YAMCHA」を、ぜひゲームセンターでゲットしてください。

さらにインタビュー番外編として、これまでのヤムチャの姿を振り返ってみました！　記事は関連記事からご確認ください。