2025.12.04

『DRAGON BALL』の連載開始記念日である11月20日に合わせスタートした本企画。漫画『DRAGON BALL』での悟空たちの歩みを、ジャンプコミックス全42巻から1巻につき1コマを選んで辿ります。
「其之一」では悟空がブルマと旅に出てからピッコロ大魔王を撃破するまで、「其之二」では、成長した悟空が第23回天下一武道会で優勝し、その後ナメック星でフリーザに勝利した後までをそれぞれご紹介しました。
最終回となる「其之三」では「巻二十九」から「巻四十二」より選んだコマと共に、ストーリーを紹介していきます。
トランクスの登場から3年後、新たな敵となる人造人間19号と20号がついに姿を現します。機械製の身体のため気を持たず、さらに相手のエネルギーを吸い取る装置を手のひらに備えるなど、敵としての“異質さ”をまとった2人。その印象的な登場シーンを巻二十九からお届けします!

19号と闘いを始めた悟空ですが、心臓病を発症し倒れてしまいます。ピンチに陥った悟空を救うようにベジータが現れ、超サイヤ人へと変身して19号を撃破。自分の予測を遥かに超える悟空たちの強さを感じ取った20号は逃走し、追跡を振り切って自身の研究所へ戻ると、人造人間17号と18号を起動します。
目覚めた17号たちは、味方であるはずの20号を破壊し、研究所に眠っていたもう1体の人造人間、16号を起動させると、その場を立ち去ります。後を追って闘いを挑むベジータですが、無限のエネルギーを持つ「永久式」タイプの18号に苦戦し、他の戦士たちも17号に倒されてしまいます。新たな敵が次々と現れる巻三十からは、人造人間たちのこんな一コマをセレクトしました!

悟空のもとへ向かう際、敢えて不便な方法を取ろうとする17号。このコマの後に続く18号のセリフにもある通り、どこか人間らしさが感じられるシーンです。17号たちの圧倒的な力に対抗するため、ピッコロが神様との融合を決意する一方、地上では未来から来た新たな怪物が動き始めていました。
怪物の正体はセル。レッドリボン軍の科学者Dr.ゲロのコンピュータが、悟空やピッコロ、フリーザなどの細胞を元に未来で造り上げた人造人間です。17号と18号を吸収して完全体になるため、タイムマシンでこの時代へやってきたセルは、多くの人間を犠牲にして生体エネルギーを集め、神様と融合したピッコロすら上回る力を得ます。そして16号との闘いの中で17号の吸収を狙います。油断した17号に迫る瞬間のコマを、巻三十一から選びました。

尾に当たる部分で相手を丸ごと吸収する能力に、衝撃を受けた方も多かったのではないでしょうか。17号を吸収して第二形態へと進化したセルは、16号を凌駕するほどの力を獲得。次に18号を狙いますが、天津飯がセルを足止めする中、18号は負傷した16号を連れて戦場から逃れます。
人造人間を倒すため、精神と時の部屋で修業を積んだベジータが、第二形態のセルを圧倒します。ところが、セルの完全体の強さに興味を持ったベジータは、セルの挑発に乗って攻撃を中断。トランクスが必死に止めようとしますが及ばず、セルは18号を吸収し完全体へと進化します。巻三十二では、その堂々たる姿がページいっぱいに描かれたコマをピックアップしました。

完全体となったセルは、吸収による進化が不要になったため尾のような部分も消え、体格も洗練されてスタイリッシュな印象に。そして戦闘力は桁違いに上昇し、ベジータと戦闘を再開した際にはわざと攻撃を喰らい、ダメージを受けたふりをしてからかう余裕すら見せます。
短期間でパワーアップしたトランクスの力に興味を持ったセルは、武道大会「セルゲーム」の開催を提案します。その目的は、完全体となった自分の強さの確認、そしてその力で全世界を恐怖に陥れることでした。精神と時の部屋で悟飯との修業を終えた悟空は、どこか不思議なほどの余裕を見せ、セルゲーム開幕の日を迎えます。巻三十三では、戦士たちが一堂に会した大ゴマをご紹介します!

見開きページいっぱいに描かれたこのコマでは、どこか楽し気な笑みを浮かべる悟空と、緊張感を帯びた悟飯たちの表情の差が印象的です。この後、ミスター・サタンの登場を挟み、いよいよ悟空とセルの対決が始まります。
また、この巻には未来の世界で闘うトランクスを描いた番外編「TRUNKS THE STORY」も収録されました。
セルとの闘いの途中、悟空は突然降参を宣言。怒りで真の力を開放した悟飯こそが、セルを倒せる唯一の存在だと判断し、次の対戦相手に指名します。生来の優しさゆえに自分の怒りを思うようにコントロールできない悟飯でしたが、仲間たちを傷つけられ、さらに目の前で16号が破壊されたことが引き金となって、怒りを爆発させます。

真の力が開放され、超サイヤ人2への覚醒を果たした悟飯。悟空を超える戦士となったその姿に、セルも「か…変わった………」と戦慄の表情を浮かべます。悟飯は、悟空たちを襲っていたセルジュニアを次々と倒し、再びセルへ対峙します。
完全体のセルを大きく上回る力で圧倒する悟飯。大ダメージを負ったセルは、吸収していた18号を吐き出し第二形態へ戻ります。そして敗北を悟ると、地球を道連れに自爆を図りますが、爆発の直前に悟空がセルを瞬間移動で界王星へと連れ去ります。その際の「バイバイ みんな…」という悟空の一言を収めたコマがこちらです。

自爆したセルは運良く復活。さらにパワーアップを果たして地球へ戻ります。悟飯はベジータをかばって負傷しながらも、セルのかめはめ波を「親子かめはめ波」で押し返し、ついに完全消滅させます。悟空のいない地球を悟飯が救い、未来ではトランクスが人造人間とセルを倒したことで、ようやく平和が訪れました。
セルとの闘いから時が流れ、16歳になった悟飯はハイスクールへ通い始めます。平和になった世界でも悪人は絶えず、悟飯は自身の正体を隠し「グレートサイヤマン」として、町を守るためのヒーロー活動を開始します。独特のポーズを決めて「グレートサイヤマンだ!!!!」と名乗りを上げる瞬間がこちらです!

姿は隠せても声までは変えられず、クラスメートのビーデルにあっさり正体がばれてしまう悟飯。秘密を守る条件として、第25回天下一武道会へ出場することを約束させられます。大会にはあの世から一日だけ戻った悟空や、ベジータらおなじみの顔ぶれが揃うだけでなく、悟飯の弟・悟天や成長したトランクスなど、次世代の戦士も少年の部に出場します。
第25回天下一武道会少年の部では、決勝で悟天とトランクスが白熱した試合を繰り広げ、僅差でトランクスが勝利。その後、オトナの部に向けて食事を済ませリラックスしていた悟空たちの前に、謎の2人組が現れます。新たな物語の幕開けを予感させるキャラクターが登場するコマを、巻三十七からご紹介します!

シンと名乗る青年の正体は界王神――すべての界王たちの神である存在です。試合中、悟飯からエネルギーを奪い逃げ去った2人組を追いかける界王神は、悟空たちに助力を求めます。界王神の狙いは、恐るべき怪物、魔人ブウの復活を阻止することでした。平和な時代で、再び闘いが始まろうとしています。
魔人ブウ復活のエネルギーを集めるのは、邪悪な魔導師バビディ。彼の策略により、悟空たちはバビディの配下と闘うことになります。そしてバビディはベジータの邪悪な心に目をつけ、同士討ちをさせるため魔術で支配します。悟空との闘いを望んでいたベジータはその支配をあえて受け入れ、悟空もそれに応じ、2人は再び拳を交えることになります。

受けたダメージが魔人ブウ復活に必要なエネルギーとなる切迫した状況の中でも、どこか闘いを楽しむような様子の悟空。戦闘民族サイヤ人の血がそうさせるのでしょうか。強大なパワーを持つ2人が激突したことで、魔人ブウの復活に必要なエネルギーは瞬く間に満ちていきます。
玉に封印されていた魔人ブウがついに復活。界王神をも恐れさせる存在の魔人ブウがどのような姿をしているのか、注目が集まります。玉から噴き出し、空中へ集まった煙が徐々に形を成し、姿を現した瞬間の衝撃的なコマを巻三十九からお届けします!

ユニークな外見とは裏腹に、想像を絶する強さを秘める魔人ブウ。悟飯や界王神、そしてバビディの配下である暗黒魔界の王、ダーブラでも歯が立ちません。そんな中、ベジータは覚悟を決め、自らの命を犠牲に魔人ブウを道連れにしようとしますが、それでも倒すには至りませんでした。魔人ブウに対抗するため、悟空は悟天とトランクスにフュージョンという融合技を教えます。
魔人ブウたちは西の都を破壊するため移動しますが、トランクスがドラゴンレーダーを取りに行く時間を稼ぐため、悟空が立ちはだかります。そこで悟空は、超サイヤ人2をさらに超える超サイヤ人3への変身を披露。魔人ブウに匹敵する力を見せた変身の瞬間を巻四十からご紹介します!

超サイヤ人3への変身で大量のエネルギーを消耗した悟空は、あの世へ帰還します。一方悟飯は界王神たちに連れられ、界王神界で修業を開始。悟天とトランクスはフュージョンを成功させ、新たな戦士ゴテンクスが誕生します。
また、魔人ブウはミスター・サタンとの交流を経て変化が生まれるものの、サタンが銃で撃たれたことで怒りが爆発。邪悪な部分が分離し、さらに魔人ブウ(悪)へ変化を遂げるなど、各所で大きな動きが見られます。
精神と時の部屋で修業する悟天とトランクスの元に、ピッコロが魔人ブウ(悪)を連れて到着。戦闘が始まり、フュージョンした2人はゴテンクスとなって多彩な技を駆使します。子供らしい発想が光る技の中から、触れた瞬間に大爆発を起こすオバケを生み出す「スーパーゴーストカミカゼアタック おばけまとめて10人フィニッシュ」の発動シーンをセレクトしました!

見た目のコミカルさに反して非常に強力な技ですが、魔人ブウ(悪)を倒すには至りません。ゴテンクスの窮地に、老界王神の力で潜在能力を引き出された悟飯が参戦。しかし魔人ブウ(悪)はゴテンクス、ピッコロを吸収してさらに力をつけます。合体アイテムのポタラを託された悟空も駆けつけますが、今度は悟飯までもが吸収されてしまいます。息つく間もない展開の中、物語はクライマックスへ向かいます。
悟空はあの世から戻ったベジータとポタラで合体し、最強の戦士ベジットが誕生。魔人ブウ(悪)を圧倒すると、体内に潜入して吸収された仲間たちを救出しますが、その際に魔人ブウ(善)を分離させたことで、魔人ブウが原初である純粋な姿へと戻ります。界王神界で悟空と魔人ブウ(純粋)による、宇宙の命運を賭けた闘いが始まります。巻四十二からは、その闘いに決着がついた瞬間のコマをご紹介します!

ベジータの発案と界王の協力、そしてミスター・サタンによる呼びかけが実を結び、特大の元気玉が完成。悟空は魔人ブウ(純粋)へ元気玉を放ちます。消滅する魔人ブウ(純粋)が生まれ変わり、いつか再戦できることを願って「またな!」と声をかける姿には、闘いが大好きでやさしいサイヤ人である、悟空らしさが表れているのではないでしょうか。
その後、平和を取り戻した世界で、悟空は魔人ブウ(純粋)の生まれ変わりであるウーブと出会い、修業をつけることを決めるのでした。
「巻二十九」から「巻四十二」では、人造人間、セル、そして魔人ブウという強敵たちが登場し、手に汗握るバトルの連続となりました。またそれだけにとどまらず、悟飯や悟天、トランクスといった次世代の戦士の成長や、ベジータの誇り高い生き様など、キャラクターのドラマ性も凝縮されているように感じます。
『DRAGON BALL』の物語を42コマで辿る本企画はいかがでしたでしょうか?
「其之一」から「其之三」の記事でご紹介したコマ以外でも、お好きなキャラクターのコマやセリフ、シーンなどがあればぜひコメント欄でもお寄せください。
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