2025.04.04
マンガ『ドラゴンボール超』最新24巻が、日本国内で4月4日(金)に発売!
待望の新刊発売を記念して、作者であるとよたろう先生にインタビューを行いました。
そのインタビュアーはなんと、大の『ドラゴンボール』ファンであるモーニング娘。’25の牧野真莉愛さん!!
今回は、『ドラゴンボール超』作者でありつつ、大の鳥山明先生作品ファンでもあるとよたろう先生と牧野真莉愛さんによる『ドラゴンボール』ファン会合!?
お2人の作品愛があふれるトークの様子をご紹介します!!
とよたろう先生
2015年6月発売のVジャンプ8月特大号より、原作の鳥山明先生とともに漫画『ドラゴンボール超』の連載をスタート。コミックスは最新24巻まで発売中。
モーニング娘。’25 牧野真莉愛さん
2001年2月2日生まれ。愛知県西尾市出身。ハロプロ研修生を経て、2014年9月にモーニング娘。12期メンバーとして加入。メンバーカラーはピンク。グループでの活動のみならず、グラビアやモデルとしても活躍中。
※『ドラゴンボール』愛の深さは関連記事からもご確認ください。
牧野真莉愛さん(以下、牧野):本日はよろしくお願いします!
とよたろう先生(以下、とよたろう):よろしくお願いします。
牧野:『ドラゴンボール超』はもちろん単行本も読んでいるのですが、「ジャンプフェスタ2025」に展示されていた原画が印象に残っています。派手ですごくて、めっちゃカッコよかったです! 魔貫光殺砲を放つ後ろ姿を描きつつ、アップの表情もあるし、いろんなシーンが1枚で全部伝わってくる絵でした。
「ジャンプフェスタ」とは、
ジャンプの魅力をたっぷり味わえる毎年恒例の一大イベント。
牧野さんは3年通っているそうです!
とよたろう:ありがとうございます。牧野さんが出演されていた、『ドラゴンボール』40周年記念のラジオは拝聴していました。『ドラゴンボール』が好きなことが伝わってきました。
2025年1月1日に放送された
『オールナイトニッポン~連載開始40周年ドラゴンボールSP~』。
牧野さんをはじめ『ドラゴンボール』好きな方々が集結!
牧野:はい! 小学生の頃に父が借りてきたビデオをきっかけに観始めて、アニメの再放送も楽しみながらどんどん好きになっていきました。とよたろう先生はいつ頃『ドラゴンボール』を好きになったんですか?
とよたろう:僕も子どもの頃ですが、リアルタイムでマンガの連載を読んで好きになりました。クラスのみんなが外でドッジボールをしているときも黒板に悟空の絵を描いていた小学生が、大人になっても同じことを続けているという感じです(笑)。
牧野:真莉愛も悟空を模写するのがとても好きで、漫画家に憧れてました。とよたろう先生も、その頃から漫画家になろうと思っていたんですか?
とよたろう:確かに憧れはありましたが、漫画家になるには相当なハードルを乗り越えなきゃいけないというイメージがあったので、なれるとは思っていなかったですね。今はなんとか職業にさせていただきました。
牧野:すごいですよね。好きなことを仕事に出来るって!
とよたろう:アイドルも“憧れの職業”のイメージがありますよね。
牧野:アイドルというよりも「モーニング娘。」が好きで、「モーニング娘。」になりたいと思ってこうなりました!
牧野:とよたろう先生が一番好きなキャラクターは誰ですか?
とよたろう:強いて言えば悟空ですが、一番を決めるのは難しいですね。その時々に描いているキャラのことを一番好きになります。「スーパーヒーロー編」も、トランクスだったりピッコロだったり、悟飯だったり――。
牧野:いろんなキャラが活躍してましたもんね! 真莉愛は、ピッコロと結婚したいと思っているので、「スーパーヒーロー編」ではいろんな姿のピッコロが見られて嬉しかったです。
『ドラゴンボール超』より
とよたろう:ピッコロは、鳥山先生も一番好きだと言ってましたからね。早い段階でサポートに回りつつ、神様と融合してからは知識人として話を進める役割も担って、やっぱりカッコいいキャラだと思います。
牧野:そういうクールなところがありつつ、「魔人ブウ編」ではあたふたしているところを見せてくれたので、そのギャップですごく好きになりました。
とよたろう:ピッコロ好きの方って、「サイヤ人襲来編」辺りで好きになるイメージでした。
牧野:「魔人ブウ編」自体がすごく好きなんです。ゴテンクスがいろんな技を出すところや善の魔人ブウがお家を作るあたりは可愛いくて、楽しい気持ちで読めるシーンが多いので。フリーザ編のような激しいバトル展開は、好きではあるんですが悲しくなっちゃうので……。
『ドラゴンボール』より
とよたろう:「魔人ブウ編」はキャラクターの豊かさや展開の幅がすごいですよね。最後の物語だと決めた上で連載がはじまったそうなので、鳥山先生も自由にやりたいことをやっていたんじゃないかと思います。それと僕は、絵柄の面で「魔人ブウ編」が一番好きです。僕の絵のベースはこの頃の鳥山先生の絵を一番参考にしていますね。
牧野:『ドラゴンボール超』は「魔人ブウ編」から繋がっていますもんね。
とよたろう:繋がりに違和感がないように、近づけられるようにどうにか頑張っています。
牧野:小学生の頃から今でも絵を描くのが好きなので、イラストの描き方についても質問させてください。
牧野さんが描いたゴジータのイラスト!
牧野:とよたろう先生がシャーペンを使ってイラストを描いている動画を見たことがあるんですが、アナログで制作されているんですか?
とよたろう:アナログとデジタル、どちらも使っています。
【とよたろう先生の作画手順:カラーイラスト編】
①アナログ:紙とペンで下描き。
②デジタル:下描きをPCへスキャンしてバランス調整。
③デジタル:バランス調整した下描きの線を青色に変えて紙に出力。
④アナログ:青色の下描きをガイドに、つけペンを使ってペン入れ。
⑤デジタル:ペン入れした紙をPCへスキャン。
とよたろう:――という感じで、2ターンくらいアナログとデジタルを行き来してます。
牧野:なるほど! 主線はアナログっぽいのに、アナログじゃ引けないであろう線もあるので気になっていたんです。
とよたろう:着彩からはすべてデジタルで、セル画のような「アニメ塗り」か、影のグラデーションが強い「ブラシ塗り」で制作しています。「アニメ塗り」の方が簡単なんですが、ブラシ塗りにした方が迫力が出るので、時間がある時はブラシ塗りをしています。
左:ブラシ塗りの例、右:アニメ塗りの例
牧野:色塗りはデジタルでやってるんですね。確かにブラシ塗りはすごく細かく描き込まれていて、ずっと見ていられますね!
牧野:改めて、『ドラゴンボール超』20巻からスタートして、最新24巻で完結する「スーパーヒーロー編」について。ピッコロがパンちゃんを迎えに行くところとか、映画のときから好きだと思っていたシーンがたくさんありました。その中でも真莉愛が一番好きなのは、23巻に収録されていた悟飯の魔貫光殺砲です!
インタビュー冒頭でも
「ジャンプフェスタ2025」に展示されていて
牧野さんが圧倒されたと語ったシーン!
とよたろう:単行本ではモノクロですが、雑誌ではカラーページでした。カラーの見開きは本編とは関係ない集合イラストの扉絵を入れることが多いですが、魔貫光殺砲に関しては盛り上がりを途切れさせず、一連の流れの中の1コマとして挿入できたので、自分でもうまくいったなという手応えは感じました。
牧野:マンガの中で自然に大迫力の絵が入ってきたので、すごかったです。
とよたろう:描いていてとても楽しかったです。カッコいいものをカッコよく描くのが一番楽しいし、目指す方向がハッキリしているときはノッて描けますね。そんなシーンを褒めていただけるのはすごく嬉しいです。
牧野:23巻はその辺りの、セルマックスを倒した後までのお話でしたが、24巻は映画の後の話なんですよね?
とよたろう:映画にはなかった、悟空と悟飯の対決などが入ります。
『ドラゴンボール超』より
とよたろう:映画『スーパーヒーロー』の中で、ピッコロがオレンジピッコロになって、悟飯がビーストになったじゃないですか。そうなると、悟空、ベジータ、悟飯、ピッコロ、あとブロリー……の中で、誰が強いのか気になりますよね?
牧野:確かに! ベジータが悟空に勝つシーンもありましたし、誰が一番なのかより分からなくなりましたね。
『ドラゴンボール超』より
とよたろう:そうですよね。その辺りが気になるということを鳥山先生に聞いて、描かせていただいたのが、24巻に収録されているビルスの星での対決なんです。詳しくは単行本で読んでいただきたいと思うんですが、描いた意味はあったと思っています。…ピッコロは居ないんですが。
牧野:24巻のカバーに描かれてるのが、その最強形態のみんなですよね!
とよたろう:先ほど言ったように5人全員の力が拮抗しているところを見せたかったので、このような構図にしました。これまでで一番頑張って描いたのですが、もしかしたら今後ここまで時間をかけたカバーは描けないかもしれないです。あと、裏側にも力の差が気になるブラックフリーザが居ます。
牧野:本当だ! このフリーザ様、ツヤツヤで触ってみたくなりますね。
とよたろう:そんな中で、背表紙がシモレッカになったのは計算外なんです…。
『ドラゴンボール超』より
銀河パトロール囚人編に登場!
モロの手下として動くが、
そのモロに消されてしまう…。
とよたろう:背表紙は何巻か先まで見越してキャラを描いてしまっているので、24巻が最強キャラづくしの表紙になることは想定してなくて、弱めのキャラが背表紙になってしまったという…。ちなみに当然このあともすでに描いているので、早く皆さんにお披露目できるように頑張ります。
牧野:新刊を楽しみにしている読者の方に、メッセージはありますか?
とよたろう:1年間待っていただいてようやく発売できる24巻なので、数冊分の熱量を込めました。中身以外も、カバーやちょっとしたおまけコーナーも、いつもより時間をかけましたので、お買い得だと思います。ぜひ読んでください! 牧野さんも、なにかひとことありますか?
牧野:はい! 私が大好きなセルのセリフを贈ります! 『はーっはっはっ、あと10秒。この勝負引き分けに終わったな』
『ドラゴンボール』より
武道館でも披露された牧野さんのキメ台詞。
声色も含めてアニメを見事に再現していました!
映像でお届けできないのが残念!!
とよたろう先生から牧野さんへ
直筆の色紙をプレゼント!
撮影:和田篤志
©バード・スタジオ、とよたろう/集英社
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