2024.03.28
子どものころから『ドラゴンボール』の大ファンだと語ってくれたのは、芸人のサンシャイン池崎さん。今日は自らぶん投げたサンシャインブレードに乗って、インタビュー会場に来てくれた。
――池崎さんが、ギャグの使い手としての修業を始めたのはいつ頃でしたか?
サンシャイン池崎さん(以下、池崎):修業じゃないかもしれないですけど、人を笑わせるのは好きだったので、小学校低学年から授業中にふざけてましたね。ある時、僕がひょうきんものだという噂が学校内で広まって、知らない奴から勝負を挑まれたんです。「お前が池崎だな?」って。
――いきなりですか?
池崎:そうです。階段の踊り場あたりで急に「お前、面白いって聞いたぞ」って。でも、もうその頃には自然と体が反応したんでしょうね。渾身の力を込めて、とっておきのギャグ「餃子」をかましていました。
耳を折りたたみ、餃子のような形にする高等ギャグ
池崎:相手は2メートルぐらいふっ飛んだあと、「お前ホントに面白いな」って、僕を認めて。それが最初のギャグ戦闘の記憶…ギャグ戦闘民族として目覚めた瞬間だったのかな…って。
――ギャグを鍛えるための修業は行っていましたか?
池崎:悟空たちのような激しい修業に明け暮れていたわけではないのですが、お笑い番組はめっちゃ観てましたね。それを毎日繰り返すことで、自然と少しずつ鍛えられていったんじゃないかと思います。実家がドラマをほとんど観ずに、バラエティばかり観てる家庭だったものですから、それが、ナチュラルな修業になっていたのかもしれません。
――『ドラゴンボール』を参考にしたギャグはありますか?
池崎:やはりこのリストバンドですね。ギャグに入る前、本気になる時には、このリストバンドを外して「ドスン!」って落とします。修業の厳しさを重りで表現した『ドラゴンボール』は、やっぱりすごいですよね。戦闘力の数値化なんかも、わかりやすくて良いですよ!
『ドラゴンボール』其之百七十七
――池崎さんのギャグといえば、やはり独特な自己紹介だと思うのですが、そこにも『ドラゴンボール』の影響はあるのでしょうか?
池崎:フリーザの変身シーンは影響してるでしょうね。フリーザがフルパワーになる状態をイメージしてます。
あと僕の自己紹介の中で、「ボゴッ!ボゴッ!」と胸筋が膨らむイメージの動きがあるんですが、あれは、第三形態フリーザの後頭部が胸から飛び出すような気持ちでやっています。
『ドラゴンボール』其之三百二
池崎:凶悪な変身をして、気が爆発的に増量している感じです。「イェーイ!!!」の時にも「シュインシュインシュイン!」という効果音とともに気が膨らんでます。
――『ドラゴンボール』の修業で特に印象深かったところはどこでしたか?
池崎:悟空とクリリンが亀仙人の下で行っていた修業がとにかく印象深かったですね。特に最初の、亀と書かれた石ころを探す修業。この頃のクリリンが卑怯で…(笑)。子ども心にものすごく怒ったのを覚えてます。
『ドラゴンボール』其之二十九
池崎:それと、修業を終えたあと、悟空とクリリンがめちゃくちゃジャンプできるようになるじゃないですか。あのシーンはワクワクしましたね。「修業すげえ!!」って思いました。
『ドラゴンボール』其之三十二
池崎:ナメック星に向かう宇宙船の中で、重力室の中で悟空が修業するシーンも好きですね。自分で出したかめはめ波を自分で食らって、死にかけて復活して強くなるなんて発想は、『ドラゴンボール』以外の漫画で読んだことなかったです。
『ドラゴンボール』其之二百七十
――修業についてお話しいただきましたが、池崎さんの持つ必殺技であるギャグは、どのように考案されていますか?
池崎:「考案」というよりも「降って来る」ことが多いですが、考える時には、やはり大好きな少年漫画が元になりますね。こう…気が「ブッシャー!」と吹き出すみたいなところからはじまって、それを片手に集めて…とか。好きな動きをやってると楽しくなってきます。
かっこいい動きとおもしろさは
表裏一体なのかもしれない
池崎:あ、「かめはめ波」から考えたギャグもありました! 力をためて…「かーめーはーめー…波ーーーーーーッ! ……ひーふーへーーーー」って言って屁をこくっていうギャグですね。
――お客さんの反応は?
池崎:ぼちぼちですね!(笑)
あと、「魔貫光殺砲」のギャグもありますよ! まず、「魔貫!」で気をためるポーズをとります。指を額に当てたまま「光殺砲!! ブシーッ!!」って発動しちゃって、後頭部が爆発します。後頭部が爆発するんで死んじゃうんですが、『ドラゴンボール』があれば大丈夫なので(笑)。
動画ではなく写真の撮影にも関わらず
実際に全力のギャグを見せてくれた池崎さん
――「魔貫光殺砲」のギャグを見せていただきましたが、池崎さんはピッコロが好きだという噂をお伺いしてます。
池崎:はい。ピッコロが好きですね。特に一番良かったのは、初期のセルと闘ってる時。あの時のピッコロがかっこよかったです。ピッコロって、同化と合体でめちゃくちゃ強くなっていくじゃないですか。
『ドラゴンボール』其ノ三百六十
池崎:悟空やベジータは、修業でコツコツ、あと死にかけて復活したら強くなりますよね。でもピッコロは、いきなりムチャクチャ強くなって、その段階でのエース級になって闘いに挑むのがかっこいい。
今ではベジータが悟空のライバルですけど、子どもの頃から読んでいると、やはり「元祖悟空のライバル」はピッコロだと思っていて、ずっと強くあってほしいと思ってました。
最後はツッコミキャラになってましたけど、映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』では、また急にパワーアップしてましたからね!
★敵を食う!ドラゴンボールメシの魅力
――『ドラゴンボール』にはおいしそうなご飯がたくさん登場しますが、池崎さんは意外とワイルドな「ドラゴンボールメシ」が気になるそうですね?
池崎:ピッコロとの修業中に悟飯が恐竜の尻尾を斬って、それを食べていたのがおいしそうだったので、自分のYou Tubeチャンネルで実際に作ってみたくらい好きです。
『ドラゴンボール』其之二百九
池崎:他には、悟空と出会ったばかりのヤジロベーが、追ってきたシンバルを返り討ちにして丸焼きにして食ってたのがうまそうでしたよねえ…!
『ドラゴンボール』は肉がうまそうなんだよな…。他の漫画じゃあまりないですけどね、敵キャラを食うって(笑)。ちょっと前までしゃべってましたからね。でも、小学生の頃は全く気にならなくて、ただ「うまそうだな!」って思ってました。
『ドラゴンボール』其之百三十九
池崎:結構スゴイことが起こってるんですけど、表現のバランスがよくてポップに見えるんですよね。鳥山先生はやっぱりすごい!
――池崎さんのギャグも、先程の魔貫光殺砲で頭が吹き飛ぶなど「スゴイ」ことが起きますが、表現のバランスを気にすることはありますか?
池崎:猟奇的ではないようにというのは自然と考えているかもしれないです。過激だけど、あくまでポップに。
例えば「考える時のギャグ」っていうのがあります。「脳みそフル回転させろォー!」って言って、頭を「パコっ」て開けて、脳みそを出して「クルックルックルッ」て回します。実写でやったら大変なことになりますね(笑)。
でもそれを、擬音でポップにしているところがあるかもしれません。
★『ドラゴンボール』風の新必殺ギャグ!
――もし可能でしたら、新たにドラゴンボール風の技を必殺ギャグを作ってください!
池崎:……(30秒の沈黙)。はい!
「手を上げるのを忘れたクリリン」。
はぁぁぁぁ、気円斬!! ズシュシュシュシュ!! アァァァァァァァァァァァァ!! ブシューン!!!!!!
自らが放った気円斬で頭が真っ二つに!
――ありがとうございます!
★『ドラゴンボール』の魅力とは
――ドラゴンボールは今年の11月で連載開始から40周年となります。それでもまだ『ドラゴンボール』を読んだことがないという人に向けて、魅力を語っていただけますでしょうか?
池崎:まだ『ドラゴンボール』を知らない人、特に若い人だと思うんですけど。友情、バトル、ワクワク、アドベンチャー…少年漫画に必要なものが全部つまってるのが『ドラゴンボール』なんです! 読めば誰もが興奮するというか、子どもに戻れるというか、ワクワクしかないので、今からでも全然遅くない! ぜってぇ読んでほしいですね!!
撮影:和田 篤志
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