ナメック担当ライターがナメック星人の魅力をお伝えして、ナメック星人の素晴らしさを世界中にお届けする【ナメックコラム】！

本日5月9日は、ピッコロ大魔王が世界征服を果たした日であるピッコロ記念日!!　また、ピッコロさんが誕生した日でもあります。

記念日を祝して、ピッコロさんの声を演じる声優の古川登志夫さんにインタビューを行いました！　ピッコロさんに誰よりも深い思い入れを持つ古川さんの、“ピッコロさん愛”をお伺いしました!!　さらに、記事の最後には描き下ろしのイラストも掲載します!!

フィギュアコレクションは約3000体！

――“ピッコロ記念日”をお祝いされたことはありますか？

古川さん：
僕はピッコロが大好きなので、何のキャラが好きかと聞かれたら、すぐピッコロとお答えしています。ピッコロのフィギュアを、もう、3000体くらい集めているくらい好きです。ですから、5月9日は、おいしいものを食べるとか程度ですけど、お祝いをしていますね。あと、フィギュアを並べ替えたり、掃除やフィギュアの彩色をしたりしています。

古川さん：
フィギュアの他にも、次から次に出るものを、同じものでも買ってしまうくらい集めていますね。映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』の「超（スーパー）ムビチケ」も買いました。僕、オタクなんですよね。元々コレクション癖があって、グッズをなんでも集めちゃうんです。置き場がなくなるくらい。

――ちなみに、楽器のピッコロは吹いたことはありますか？

ないです（笑）。小さいやつですよね？　横に構える、管楽器の…。そうかぁ、練習してみようかな（笑）。改めて、かわいい名前なんですよねぇ。

名シーン・迷アフレコ(!?)を振り返り！

――ピッコロさんに関して、最も好きなシーンを教えてください。

古川さん：
やはり、悟飯との師弟関係からくる、悟飯をかばって死ぬシーンです。その後、涙を流しながら倒れて死にかけていくときに、述懐して悟飯に語り掛けるシーンが一番好きですね。印象深いです

――これまでのアニメのアフレコで、印象的なエピソードはありますか？

古川さん：
野沢雅子さんがムードメーカーになって、スタジオで色々なジョークを言って、仲良しグループのような空気感を作って下さっています。
そうしたジョークの一つで、ピッコロが悟飯を修業するシーンでは、野沢さんと八奈見乗児さん二人から、「悟飯をいじめるなよ」と怒られたことがありました。八奈見さんが、「“フルカワ”だからって、“フルパワー”で闘ってるんじゃねぇよ。相手は子どもだよ？」とユーモアたっぷりに言うんですよ。ジョークに乗って、「役柄でございますので、すいません」なんて謝るやりとりを何度もやったことが印象に残ってます。

古川さん：
あとは、滝口順平さんが占いババ役でアフレコに参加されたときに、「孫悟空」の「孫（そん）」を「孫（まご）」と言ったことがありました。その時は、収録が中断してしまうくらい、みんなが大笑いをしました。滝口さんは狙った訳ではなく、本気で「まご」と読んでしまったらしいです。それまでのシーンでは正しく「そん」と言っていたのに、ページをめくったら「まご」になってしまったんです。野沢さんが一番笑っていて、ポーンと台本を飛ばして、ひっくり返って笑っていました。野沢さんが笑いながら「順平さんお願いよ、“そん”よ、なんで“まご”なのよ」と言っても、滝口さんの方は「はぁ～そうですか」と飄々としていて。あれは面白い出来事でしたね。

映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』のピッコロさんは？

――新作映画では、ピッコロさんが初めて潜在能力を解放する姿が登場しますが、最初に見た時の印象はいかがでしたか？

古川さん：
実は収録を何回かやり直したのですが、最初は線画だったので、あまり分からなかったんです。それから、色がついてきて、こういう風に変わってくんだと思いながら収録をしました。ピッコロは今までに形態が変わることはなかったので、嬉しかったです。ファンの方たちは、ピッコロの変化に敏感に反応していましたね。第二弾ビジュアルが公開されたときに、「ピッコロさんの腕の筋がなくなったぞ」とか、「帯の色が変わったぞ」とか。よく見ていますね。

メッセージ＆描き下ろしイラスト公開!!

――5月9日を祝うファンのみなさんに、メッセージをお願いします。

古川さん：
『ドラゴンボール』シリーズは世界に名だたるコンテンツですから、しばらくはなくならないんだろうなんて期待しますけど。もしなくなることがあっても、5月9日をお祝いしていくんだろうと、思いますね。皆さんもぜひ、毎年応援してください。

――ありがとうございました！
さらにお祝いとして、古川さんによるピッコロさんの新作イラストも描いて頂きました!!