2021.05.13
今や世界中へと広がりを見せる『ドラゴンボール』。広い世界の中には、『ドラゴンボール』が好きすぎて、仕事にしてしまった人たちがいらっしゃるようです。どんな仕事をしているのか? どのように『ドラゴンボール』を好きになったのか? 『ドラゴンボール』へのあふれる愛を、インタビューでたっぷりと語っていただく企画です!
一回目に登場していただくのは、「東映アニメーションフィリピン」で働いている、Florence Jay Dominguito(フローレンス ジェイ ドミングィト)さん! 2011年に入社してから、すべての『ドラゴンボール』作品に携わっているそうです。早速お話を聞いてみましょう。
――フローレンスさんはどのようなお仕事をされているのでしょうか?
2007年から東映アニメーションフィリピンで、アニメーション制作における「動画」という仕事をしています。アニメーションのポイントとなる絵を描く「原画」という仕事に対して、「動画」は原画と原画をつなぐ絵を描いて、アニメーションに動きを持たせる仕事です。今はみんなが描いた動画をチェックする、「動画チェッカー」という役割も兼ねています。動画がうまく描かれているか、間違っていないかなどをチェックする仕事ですね。
――動画チェッカーというお仕事のどんなところにやりがいを感じますか?
子どもの頃からずっと『ドラゴンボール』が大好きだったので、『ドラゴンボール』の動画をチェックできること自体がなによりもうれしいです。まさか自分が動画をチェックする立場になるとは、夢にも思っていませんでした。動画の仕事では自分が担当する部分の絵しか描けないし見られないのですが、動画チェッカーをしていると色々な方が描いた動画を見ることができるんです。『ドラゴンボール』の様々なシーンの絵が見られることは、動画チェッカーとしても『ドラゴンボール』ファンとしても最大の喜びですね。
――アニメの道に進みたいと思ったきっかけを教えてください。
小さい頃から『ドラゴンボール』の絵ばかり描いていて、いつか『ドラゴンボール』の制作に関わりたいとずっと思っていました。16歳の頃に東映アニメーションフィリピンのことを知ってからは、この会社にアニメーターとして入りたいと心に決めて、もっと絵が上手になるように本格的に絵の勉強を始めました。
(↑液晶タブレットを用いて作業を行っている。机に『ドラゴンボール』のフィギュアが。)
――『ドラゴンボール』との出会いを教えてください。
テレビで放送されていた『ドラゴンボール』のアニメを、7歳の時に初めて見たのがきっかけです。日本では週に1回しか放送しないようですが、フィリピンでは毎日放送するんですよ。テレビ局がある程度まとまった話数を日本から購入して、毎日連続で放送するんです。次の話数を購入するまでの間は、そのまとまった話数を再放送します。『ドラゴンボール』は人気があるので、何度も繰り返し再放送をしていて、観る度にどんどん好きになっていきました。闘うたびに強くなる悟空の姿を見て、自分も「悟空のように強くなりたい」と本気で思いました。僕にとって悟空はスーパーヒーローです。
――一番好きなキャラクターは誰ですか?
超サイヤ人の悟空です。フリーザとの闘いの最中、ずっと「本当に悟空は超サイヤ人になるのだろうか?」とドキドキしながら観ていたので、超サイヤ人になった時は本当に衝撃的でした。忘れられないシーンですね。
――当時は友達と『ドラゴンボール』の話題で盛り上がったりもされたのでしょうか?
毎晩放送していたので、次の日の朝は必ず友だちと『ドラゴンボール』の話で盛り上がりました。悟空や敵キャラクターの真似もしていましたね。みんな悟空の真似をして叫んでいましたよ(笑)。悟空とフリーザになりきって、「俺が強い」「いや、俺のほうがもっと強い」と、言い合ったりもしていました。今では、僕の甥っ子や姪っ子が当時の僕達と同じように盛り上がっています。
――今も『ドラゴンボール』への熱い想いは変わりませんか?
今はもう大人になったので静かに楽しんでいます(笑)。『ドラゴンボール』のグッズもたくさん持っていますよ。フィリピンではなかなか手に入りにくいのですが、マニア向けに日本から輸入した『ドラゴンボール』のグッズを扱っている店もあるんです。ユニクロのコラボTシャツは全種類買いました。フィギュアやポスターだけでなく、『ドラゴンボール Z KAKAROT』や『スーパードラゴンボールヒーローズ ワールドミッション』などのゲームも大好きです。
――映画『ドラゴンボール超 ブロリー』の動画を担当された時のお話をお聞かせください。
初めてエンディングのスタッフロールに名前が載ったので、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』は僕にとって特別な作品です。僕はゴジータとブロリーが闘っているシーンの動画を担当しました。
――映画の中でも最高に盛り上がるシーンですよね。周囲の反響はいかがでしたか?
映画館で観たのですが、僕が担当したシーンで観客のみなさんが「おおっ!」と歓声を上げて盛り上がっていたんです。その姿を生で観て、本当に光栄だと思いました。フィリピンの映画館では日本と違って、みんなで盛り上がって、歓声を上げたりしながら観るんですよ。
――今後、お仕事で目標にされていることを教えてください。
もっと『ドラゴンボール』の仕事がしたいですね。あと今は日本から送られてきた原画を元にフィリピンで動画を書いているので、実際に日本に行って、日本の原画の人たちが絵を描いているところの見学もしたいです。原画を描いている人の仕事ぶりを、生で見てみたいですね。
――これからの『ドラゴンボール』にどんな展開を期待していますか?
ファンとしては『ドラゴンボール』の新しい映画や新商品を楽しみにしています。『ドラゴンボール超』に続く、新しいTVアニメがあるのかも楽しみです。
フィリピンでも日本でも『ドラゴンボール』のマネっ子をするのは同じようですね! 大好きな『ドラゴンボール』の造り手になる夢を叶えたフローレンスさん。これからも熱い想いのこもった動画を楽しみにしています。
最後にフローレンスさんから直筆メッセージを頂きました!
子供の頃、ドラゴンボールを観ていた僕はいつもハッピーでした。
いつかドラゴンボールを創る仲間に入れるなんて、思いもよりませんでした。
夢がかなったようで、ずーっと幸せで誇らしい気分です。
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