『ドラゴンボール』のキャラクターたちの服装や髪型に注目するドラゴンボール ファッションチェック。今回はサイヤ人と地球人のハーフとして生まれ、物語の進行とともに成長していった孫悟飯。闘いを好まない優しい性格の悟飯ですが、ふだんはどんなファッションをしていたのでしょうか。さっそくチェックしてみましょう！

戦闘服1（道着）

ピッコロが作り出した道着で、ベジータとナッパが地球に来るまでの1年間、ピッコロとともに修業の日々を過ごすうちにもらったようです。作中で目にする機会が多い服ですね。ピッコロのように肩あてがあるマントは付いておらず、マフラーのようなもので首まわりだけをカバーしています。ただ、精神と時の部屋での修業を終えたときには、ピッコロとまったく同じデザインのものを本人にプレゼントしてもらいました。セルと闘ったときにはマントを外し、身軽になっています。いずれも上半身はノースリーブで動きやすそうな形状をしていますね。ちなみにこの服、かなりのお気に入りのようで、悟飯みずから作ったこともあるほどです。

父である孫悟空が着ている亀仙流のものと似た道着を着たこともあります。これもピッコロとの修業時に、悟飯が大猿に変身したことで、それまで着ていた服が破れてしまったために贈られたものです。デザインこそ亀仙流のものですが、胸と背中のマークが「亀」でなく「魔」になっているのがアクセントになっています。悟飯は老界王神さまに力を引き出してもらったあとも、悟空と同じ道着をキビトに用意してもらって魔人ブウとの闘いに臨みました。

戦闘服2（戦闘ジャケット）

フリーザの部下が着ている印象が強い戦闘ジャケットですが、悟飯も着たことがあります。はじめはナメック星でベジータに勧められ、防御力を強化するために着ていました。まだ身体が小さかったため、リット星人用のチビサイズがピッタリだったようです。機能性が気に入ったのか、地球に帰ってきてからも保管していたようで、フリーザが地球に襲来したときにもこれに着替えて向かっています。また、精神と時の部屋では、ブルマが作った肩当てのないタイプの戦闘ジャケットで修業しています。

私服1（カジュアル）

5〜6歳ほどの時期には、サスペンダーでズボンをつるすタイプの服や、オーバーオールを着ています。髪型もセンター分けで、真面目そうに見えますね。このころの年齢の悟飯の服装は、教育ママだったチチの影響が大きいのでしょう。

セルゲームを前に、家族でピクニックを満喫中！　白のカンフー服がクールです。

高校生になってからは、長袖Tシャツの上に重ね着した、わりとラフなファッションをとっています。通学や下校途中、悪の気配を感じると退治していましたから、ある程度動きやすい格好のほうが都合がよいのでしょう。ただし、しっかりとシャツをズボンにインして、きっちり感を演出していますね。悟飯の育ちのよさが伝わるひとコマです。

学者として家族を支えるようになってからの姿です。ラフスタイルが好きなのは高校生から変わらないようで、娘のパンが出場する天下一武道会を観にきたときも、シャツにカーディガンというスタイルでした。また、このころにはメガネを掛けています。縁の太いスクエアタイプのフレームで、落ち着いた印象を受けますね。髪もオールバックで、より大人っぽくなっています。

私服2（フォーマル）

胸に「孫」の文字が入った服で初登場。シッポがスリットから出るようにデザインされているのが特徴的です。孫悟飯（じっちゃん）の形見である四星球を飾りに使った帽子がとっても可愛らしいですね。ナメック星に向かうときには、チチが選んだ服を着させられていました。蝶ネクタイまで結び、髪型も坊ちゃん刈りで、まるで七五三のようです。また、悟空が亡くなった次の日には、礼服を着ていました。この日には悟空の葬式が行われていたので、それに出席したためでしょう。

私服3（その他）

こちらは高校生時代、悪を倒す正義のヒーロー「グレートサイヤマン」のコスチューム。クリリンやピッコロにセンスを疑われていましたが、悟飯は大いに気に入っていました。この服を作ったのはブルマなので、彼女と悟飯のセンスは近いのかもしれません。ちなみに変身用の時計はデジタル式で、機能性を重視した悟飯らしい時計です。天下一武道会にもこの格好で参加することになりますが、ヘルメットが禁止されていたためサングラスにバンダナを着用しています。

界王神界では、ブウとの闘いでボロボロになった服をみかねたキビトによって、服を変えられてしまいます。デザインはキビトと同じ肩まわりがゆったりしたタイプで、パフスリーブとベスト型の上着が特徴的な東の界王神のものとは少し違っています。

いかがだったでしょうか。戦闘服はピッコロの影響を強く受け、闘いの師匠として仰いでいたことがよくわかりますね。いっぽう私服ではフォーマルな姿からラフな格好まで、仲間たちと比べてもバラエティ豊かな着こなしを見せてくれました。

それでは、次回もお楽しみに！