『ドラゴンボール』のキャラクターたちの服や髪型について注目するファッションチェック。今回は主人公、孫悟空のファッションをチェック！　悟空といえば、山吹色の道着を最初に思い浮かべますが、じつはかなりの種類の服を着こなしてもいます。どんなファッションをしているのか、さっそくチェックしてみましょう！

戦闘服（山吹色の道着）

悟空の代名詞ともいえる道着です。はじめて天下一武道会に出場するときに、亀仙人から贈られましたもので、鮮やかな山吹色が目をひきます。幼いころは素肌に直接着ていましたが、成長してからはアンダーシャツやブーツを着用するようになりました。このように道着の形は時代によって微妙に異なるほか、マークも下記のようにタイミングによって変わっています。

ちなみにこの道着は2種類あり、上下がつながっているワンピースタイプのものと、ズボンと上着に分けられるセパレートタイプのものがあります。

余談ですが、セルゲームのときにTV中継された悟空を見た近所の老夫婦の話によると、いつも道着を着ているようです。明るい色ということもあって、やっぱり目立つようですね。

私服1（カジュアル）

冒険や修業で世界を駆けめぐることも多い悟空は、その土地土地でもらったり調達したりしているのか、服のバリエーションが豊かです。神様のもとでの修業を終えて、天下一武道会にきたときには、作務衣風の上着に番傘でお目見え。珍しく頭にターバンを巻いていますが、ミスター・ポポに巻き方を教えてもらったのでしょうか？　また、ナメック星から間一髪のところで脱出したときには、ヤードラット星人から服をもらっています。首もとのボリューミーなフリルが不思議と似合っていますね。左肩を守るようなサポーターやウエストの装飾など、アシンメトリーのデザインになっているのが特徴的です。

セルゲームを前にして、家族みんなでのんびり過ごしたときは、ラフな格好をしていました。カジュアルなジャケットでエアカーを運転して、家族サービスに努める悟空の姿が新鮮です。

私服2（フォーマル）

悟空本人は苦手なようですが、フォーマルな格好も似合っていますね。はじめて天下一武道会に出場するときには、亀仙人から道着のほかにスーツも贈られました。ボタンをふたつとも留めていて、着慣れていない感じがキュートです。また、占いババの宮殿に向かう前には、ヤムチャに勧められて服を新調することに。シャツに蝶ネクタイ、ベスト、キャスケット帽とお坊ちゃん風な服を試着しています。

扉絵になりますが、タキシードを着たこともあります。作中では道着姿で結婚した悟空ですが、しっかりと式は挙げたようです。花嫁衣装のチチが運転しているのは、単にこの頃の悟空が車を運転できなかったからなのか、将来的に悟空が尻に敷かれることを示唆しているのか、いろいろと想像してしまいますね。

その他

小さいころの悟空は、女の子の服を着たこともあります。ウーロンから村人たちを守るためにした女装では、文句を言いつつもしっかり着こなしています。花柄のバンダナでつんつんヘアーを抑えた姿は、ウーロンも思わずだまされるほどのかわいさです。ジングル村では、寒さから身を守るためにスノから服を借りました。マッスルタワーでふんだんにアクションをしているので、動きやすい素材で作られているようですね。

いかがだったでしょうか。意外にも悟空が服のセンスに言及する場面もあり、界王様の服にいたっては直接「かっこ悪い」と伝えたこともあります。闘うことが大好きな悟空ですが、ファッションにまったく興味がない、というわけではないようですね。

それでは、次回もお楽しみに！